別居中（別居後）の浮気調査

■別居中・別居後の浮気調査の必要性
浮気調査自体は、同居・別居にかかわらず可能ですが、重要なのは、浮気調査が依頼者の目標達成に役立つか否かです。夫婦関係が継続しているとしても、同居しているか別居しているかによって、不貞行為と認められるか、すなわち「慰謝料を請求することができるか」は大きく異なります。

配偶者や浮気相手に慰謝料を請求するためには、その浮気行為によって夫婦関係が破綻することが必要になります。夫婦関係が破綻しているとは、「夫婦関係に修復の余地がない状態」をいいます。そのため、別居の理由によっては、「既に夫婦関係が破綻しており、浮気行為によって夫婦関係が破綻したとはいえないため、慰謝料を請求することは難しい」という場合もあります。
以上から、浮気調査の目的が、「浮気相手を知っておきたい」「浮気の事実確認をしたい」等である場合は、浮気調査をすることに十分メリットがあるといえますが、「浮気相手に慰謝料請求をしたい」「配偶者と離婚し、配偶者と浮気相手双方に慰謝料請求をしたい」等である場合は、注意が必要です。

■別居中でも慰謝料請求は可能?
夫婦関係が破綻しているとは、上記の通り、「夫婦関係に修復の余地がない状態」をいいます。不貞行為による慰謝料請求は、不貞行為によって夫婦生活を侵害されたことを理由に、民法709条の不法行為に基づく慰謝料請求として行います。つまり、不貞行為以前から夫婦生活がうまくいっていない場合には、浮気相手に慰謝料請求することはできません。そして、注意が必要なのは、別居中は、別居期間や別居の理由などの事情によって、夫婦関係が破綻しているとみなされる可能性があるという点です。

●別居中に慰謝料請求することが難しいケース
具体的には、「浮気以外の理由で、離婚に向けての準備としての別居である」、「別居をすることになった理由(浮気やDVなど)が依頼者側にある」、「長期間連絡を取り合っていない」、「数年以上の別居期間中に浮気相手と出会った」などが考えられます。一般的には、別居の期間(5年を目安に夫婦関係が破綻している方向に作用する)、別居の理由、連絡の頻度を目安として、夫婦関係が破綻しているか否かを判断します。よって、上記の場合には、不貞行為によって夫婦関係が破綻したと証明できない可能性が高く、その結果、慰謝料請求をすることが難しくなります。

●別居中でも慰謝料請求することができるケース
具体的には、「夫婦関係の修復のため、お互いが同意した上での別居であった」、「別居中の連絡や接触が多く関係が良好であった」、「単身赴任や家族の介護など、やむをえない事情があって別居していた」、「別居直後に浮気を始めた(計画的別居の可能性)」、「別居前からすでに浮気相手と関係があった」などが考えられます。これらの場合は、夫婦関係が破綻していないことや、浮気相手との関係が別居前から続いていたことが証明できる可能性が高く、慰謝料請求は可能となります。

■別居中の浮気調査を探偵に依頼する前に
別居中や別居後であれば、別居前の配偶者のイメージのままであることがほとんどであり、探偵に誤った情報を伝えないためにも、できるだけ現在の配偶者の情報を集めてまとめておく必要があります。誤った情報を探偵に伝えてしまうと、欲しい証拠が得られなかったり、調査の期間も長くなることで、費用も余計にかかってしまいます。そのため、調査対象者である配偶者の基本情報、具体的には、名前、容姿、携帯の電話番号、現在の住所、勤務先の名前・住所、車の種類やナンバーなどを正確にまとめておきましょう。

また、別居中は、同居中と比べて、調査対象者の行動の自由度が高くなります。その結果、調査対象者は、浮気相手の家に行ったり、自宅に浮気相手を呼ぶことが多くなり、不貞行為の証拠を掴むチャンスは増えるものの、不貞行為に及ぶ日時や場所の確定に時間がかかると考えられます。
よって、できるだけ不貞行為や浮気相手の情報を絞るために、別居の時期や理由などの別居に関する情報、配偶者が電話にでない時間帯や返信が来る時間の規則性などの連絡に関する情報、突然訪問した時の反応や突然の訪問を断られたことの有無などの訪問に関する情報などを、探偵に伝えることが重要です。加えて、浮気に気付いたきっかけや時期、浮気相手の心当たりなども、調査にあたって有益な情報となります。

調布で浮気調査のご相談なら、ぜひ『探偵事務所　ピースリサーチ』へご連絡下さい。『探偵事務所　ピースリサーチ』は東京の調布・町田・東京23区・府中など、幅広いエリアの調査に対応しており、不倫調査や行方調査・個人調査など様々な調査に対応いたします。いずれの調査も経験豊富な調査員が対応致しますので、初めて調査を依頼するという方も安心してお任せいただけます。
ご相談・お見積りにつきましては無料です。価格が安いだけでなく確かな調査力を有していると自負しておりますが、万が一、費用や料金の詳細・調査に関する疑問等がございましたら、お気軽にご質問下さい。