浮気の証拠になる写真の集め方

配偶者の浮気が発覚した場合、非常に効果的な証拠となるのが写真です。写真は言い逃れのできない強固な証拠であり、そのような証拠がなければ、配偶者が頑なに浮気の事実を認めないことも多く、くわえて慰謝料の請求をすることや離婚を有利に進めることも難しくなります。不倫をした配偶者には、離婚請求をすることが認められておらず、浮気相手への慰謝料請求でとどめるのか、離婚して配偶者と浮気相手双方に慰謝料請求をするのかは、浮気された側に決定権があります。
そのため、配偶者の浮気が発覚した場合には、浮気についての法的な証拠となりうる写真が非常に重要となります。

■浮気の証拠となる写真
裁判上で慰謝料請求が認められるためには、他人と肉体関係があったこと、すなわち不貞行為があったことの証拠が必要となります。不貞行為があったことの証拠となるのは、以下のような写真です。
・ラブホテルに入る時の写真
・ラブホテルから出る時の写真
・性行為中の写真
・5回以上特定の異性の自宅に出入りしていることが分かる写真

もっとも、写真が1枚だけだと証拠として少し弱く、ラブホテルに3回以上行っていたり、ラブホテルに40分以上滞在していることが分かる写真などが必要となります。また、配偶者と浮気相手の両者の顔が写っており、撮影日時が分かる等、条件も複数あります。そして、ホテルに行っていても、ビジネスホテル等ではあくまで仕事だと言い訳されてしまったり、滞在時間が短い場合は、性行為が必ずしもあったとはいいきれません。裁判上でも、一度の不貞行為では慰謝料請求を認めない場合もあります。

■浮気の証拠とならない写真
一方、浮気の証拠とならない写真は以下になります。
・手をつないでいる写真
・キスをしている写真
・特定の異性の家への訪問・泊まったことが分かる写真
・シティホテルに一緒に入る写真

手をつないだりキスをしていても、肉体関係があったとまではいえず、また、酔った勢いや偶然であると言い逃れをされてしまう余地があります。また、複数でない特定の異性の家への訪問や、シティホテルへの出入りは、相手を送っただけ・介抱しただけ等の言い訳ができますし、シティホテルはラブホテルと違って性行為をすることを目的としていないため、性行為があったとは断定できません。

■浮気の証拠となる写真集めの依頼は探偵へ
上記の通り、法的に浮気の証拠となる写真の条件は予想以上に厳しく、自分で全て写真を撮るとなると非常に大変です。ラブホテルの出入りの写真を撮ることに限っても、いつラブホテルに行くか・どのラブホテルに行くかを予想したうえで、気づかれずに追跡し2人の顔がはっきり見えるような写真を撮ることが大変であることは、想像にたやすいでしょう。そして、苦労して撮った写真であっても、素人であればそれが証拠とならない場合もあり、また、配偶者に勘付かれて、次の写真の証拠を得る機会を失ってしまうリスクもあります。
探偵は専門家であるため、証拠となる写真がどのようなものか心得ていますし、調査も複数人で行うことができるため、効率的であるとともに確実に証拠を得ることができるといえます。また、自身や友人などが調査する場合と違い、調査対象者に顔が知られていないため、警戒されることなく調査をすることができます。複数人で調査する場合には、ずっと同じ人に追われているというような不信感も抱かせることなく、証拠を集めることができるでしょう。

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